これから名付けをしたいとお考えのあなたへ。
今回は、姓名判断における「読み下し」(よみくだし)という要素について解説します。
姓名判断というと、「画数が大事!」というイメージをお持ちの方が多いと思います。
実際に、画数について書かれた本やサイトは多いですよね。
しかし実際のところ、姓名判断においては画数は鑑定の一要素に過ぎません。
画数は全体の10%とされ、画数以外の要素が90%を占めます。
そんな画数以外の要素90%の中で、最も重要なのが、この「読み下し」。
読み下しの重要度や影響は全体の30%とされ、大きな割合を占めます。
読み下しは奥深く、なかなか本などには書かれていないのですが、良いお名前を作るには、まずは読み下しを整えることが最重要となります。
読み下しとは?
それでは、「読み下し」とは何かを解説します。
読み下しには、3つの要素があるとされています。
字音、字義、字形、と呼ばれる3つです。
字音とは
字音とは、お名前の「音」や漢字の音のことを言います。
お名前を姓名繋げて読んだ時に、どんな音になるか?ということを見ます。
読み下しの中でも、最も重要とされているのが、この字音です。
例えば、「大葉 加奈」(おおば かな)というお名前の場合、お名前を読むと「ばか」という音が出てくるので良いお名前とは言えません。
「ひなた」ちゃんなどのお名前も、可愛らしいイメージがありますが、「火のナタ」という音の気が立ち上がるとされ、姓名判断の読み下しではNGとなります。
麻原彰晃という名前でも、「彰晃」は「お焼香」と同じ音の響きですので、良いお名前とは言えません。
字義とは
字義とは、お名前や漢字が持つ意味や語源のことを言います。
漢字には1つ1つ意味があり、語源があります。
漢字1つ1つやお名前全体で見た時に良い意味が出るようにお名前を作ることが重要となります。
字義を深く知ったり鑑定するには、漢和辞典を使うのが良いです。
漢和辞典を使い、漢字にどのような意味や語源があるのかを調べます。
例えば、「祐」という漢字であれば、①たすける、たすけ ②さいわい ③すすめる というような意味があり、良い文字とされています。
案外、漢字が持っている意味や語源は知らないことが多いものです。
お名前に使う漢字の意味は、その人の人生に大きく影響します。
字形とは
字形とは、文字の形のことを言います。
または、お名前全体で見た時の形も見ます。
例えば、「春」という文字や「香」という文字は、お名前にはとても人気がある文字ですし、よく使われているのを見かけますが、日=太陽の上に傘が被るような形となっていることから、字形はあまり良いとはされていません。
絶対に使ってはいけないということではありませんが、「香織」「春子」などお名前の1文字目に使うのはお勧めができない文字となります。
そのほか、例えば、「姫」という文字は、「女が大臣になる」という形の文字で、お名前にはあまりお勧めできない漢字となります。
漢字の組み合わせで読み下しが悪くなるお名前の例
このように、読み下しは、お名前全体を見て、漢字の意味や音、形などから性質や吉凶を鑑定していくものです。
漢字1つ1つだけを見るのではなく、お名前全体を見ていきます。
例えば、「山北 剛」(やまきた つよし)というお名前は、
- 山=問題や課題を意味・イメージ
- 北=寒い、苦労、寂しいなどの意味やイメージ
ですので、「山北」という苗字自体が悪いわけではありませんが、「剛」と組み合わせることで、「問題や苦労に強い人」というお名前となりますね。
問題や苦労に強いのは悪いことではありませんが、お名前としては吉名とは言えないということになります。
良い悪いは別として「田中 通さん」(たなか とおる)というお名前でしたら「田んぼの中を通る」という風な意味のお名前になるということになります。
このようにお名前全体を見て、良い意味が出てくるように名付けをしたり、鑑定をしていくのが読み下しの原則です。
読み下しをさらに深く学びたい方へ
以上、今回は、簡単にですが、姓名判断における最重要要素でもある「読み下し」の要素について、解説をしました。
読み下しについてさらに深く学んでみたいという方や、読み下しを含めた国内トップレベルと言われる姓名鑑定を学んでみたい方へ。
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